芸名について、考える

| コメント(0)

moliere.jpg

 先日、落語を聞きに行った時に聞いた話ですが、落語家さんの芸名は、先輩が付けるそうで、自分では選べない。「それで、こんな名前付けられて、終わったと思いました。」笑なんて、言ってました。

 最近Facebookを始めたら、本名で登録してしまって
 本名と芸名が、交錯する状態になってしまい、
 ふと芸名ってなんだろうって、考えてしまいました。
 実は、僕の芸名も他の人に付けて頂きました。
 やはり、自分の芸名を見たときは、それなりの違和感がありました。
 この違和感は、実は大事なことではないかと最近思うのです。
 日本の芸能は、元々自分の意志で自分の芸名を決めていないのでは
 芸名が当たり前の世界と言えば、能、歌舞伎、落語、相撲、行司、僧。。
 これらの芸名とは、自己主張のためではなく、どちらかといえば逆で
 自分との別離を意味するのではないのでしょうか??
 能に至っては、世阿弥陀仏だとか、観阿弥陀仏とか、もう現世の人ではないのです。
 お坊さんも、俗名を捨てるのは、世俗に未練を残さないためだそうです。
 演劇も、元をたどれば、政(まつりごと)、祭りごとから、始まったようだし。
 今のとなっては、ただの娯楽となってしまったのかもしれませんが、
 それでもやはり、長い歴史を考えれば、僕は、気軽に、この一線を
 お金のためとか、快楽のためとか、今だけの事を考えてとかで、
 踏みにじっては、ならないような気がしています。
 役は、頂く物であって、自ら得る物ではない。そのためにまず自分を捨てる
 芸名にすることは、自分を捨てる第一歩だったのかもしれない
 そう思うことで、自らの身を引き締め、先人たちの知恵にあやかって
 もう少し、この難解な演劇という奴を掘り返してみたいと思うのです。
 そして、もし僕が、ある掘り起こしてはいけない物を掘り起こしてしまったとき、
 身代わりになってくれるのも、この芸名である僕なのかもしれない
 パンドラの箱は、もう開いている

コメントする

最近のブログ記事

日藝の皆さんありがとう、そして卒業おめでとう!
 今年卒業される日大芸術学部のみなさま、…
理論と実技の狭間で
 僕は、考え事が好きなので、理論派のほう…
Tauveron films の The blood にちょいと出演して
 フランスの自主製作映画に出演しました。…
芸名について、考える
 先日、落語を聞きに行った時に聞いた話で…
フランスと私
 フランスという国は、日本と人種も違うし…

アクセスカウンター


累計: 検索エンジン登録
本日: SEO対策
昨日: メール配信

アクセスアップ

EDITA


<ブロガー(ブログ)交流空間 エディタコミュニティ