空気を演じる

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 僕が、自由劇場に入って一番勉強になったと感じているのが、空気を演じるという事。と、急に言われても解らないですよね。

 僕たちは、卒業公演で、シェークスピアの夏の夜の夢をやりました。

 ただ、やるのでは面白くないので、場所の設定を南アジアにしました。

 卒公は、2月でしたので、外は雪そして、舞台は南アジアの真夏

 ちなみに、自由劇場には、楽屋がほぼないので、外の駐車場で、待機です。

 雪の中、裸同然の格好で、出番を待ちながら、

 緊張で震えているのか、寒さで震えているのか、自分でも理解できない極限状況

 そして、灼熱の太陽をイメージしながら、テンションを高めていく

 まあ、そんなことは、どうでも良い事なんですけど、

 つまり、どうやって、南アジアを表現するのか?ということを取り組んだわけです。

 それには、セットであったり、衣装であったり、メークであったりするわけですが・・・

 それだけではねぇ、で、演出家さんから出された課題が、みんなで一つの空気を感じよう

 と言うわけです。南アジアに行ったときにしか吸う事のない空気を再現しようというわけです。

 もちろん、貧乏なので、実際に旅行に行けないし、行った事もないし・・

 それでも、みんなで勉強して、各自が思い浮かべるアジアの空気を感じながら演じてみる

 それが、表現できたか出来なかったかは、さておき。このことは大変勉強になったし、楽しかったし

 自由劇場の芝居作りのエッセンスなんだなとつくづく思いました。

 そして、最近ですね、野口先生にヒントをもらいながら、

 それとは違う、もう一つの空気がある事をなんとなく、感じています。

 その空気感は、昔の日本映画

 小津さんや黒澤さんや溝口さんの映画に出てくる役者さんが、持っていたある何かですね。

 オーラなんていう言葉が流行りましたが、それとは、違うと思いますが、

 とにかく、目に見えない物を表現するのは、難しいですね。表現じゃないのか~?

 でも、それだけに楽しみもありますね。

 仕事もないので、試す機会もなにもありませんが、まだまだ試行錯誤しています。

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